全国に広がった返還運動

終戦後、間もなく根室で立ち上がった北方領土返還運動は、推進母体となる組織づくりとともに、全道的な運動へと広がりをみせ、昭和25年(1950)の「千島及び歯舞諸島返還懇請同盟」の発足により、いよいよ本格的なものになりました。
 この懇請同盟では、設立された直後に道内5都市で「道民大会」を開催したのを皮切りに、次第に返還運動をローカルから全道的な取組みへ、そして全国的なものへと拡大していきました。
 この懇請同盟は、組織強化にあわせて、昭和38年(1963)4月に名称を「北方領土復帰期成同盟」(略称:北方同盟)に変更し、昭和40年4月には外務大臣許可の社団法人となり現在に至っています。
北方同盟