田中・ブレジネフ会談(1973年10月)

 わが国の当時の田中総理大臣は、ブレジネフソ連書記長の招きでソ連邦を公式訪問しました。
 最高首脳レベルによる厳しい交渉 の結果、最終的に「北方領土問題」が日ソ平和条約の締結によって 解決されるべき戦後の未解決の問題であることが確認されました。
 このときの共同声明は、領土問題について次のように定めています。
 「双方は第2次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して平和条約を締結することが、両国間の真の善隣友好関係の確立寄与することを認識し・・・・・。」
 こうして国交回復後17年、わが国は「領土問題は解決済み」と繰り返し主張してきたソ連と、北方領土問題に関する交渉を継続する事について、両国の最高首脳レベルで合意しました。