別海町の概要

町の概要

 別海町は、北海道の東部、根室管内の中央部に位置し、東西61.4km、南北44.3kmに広がる町です。東はオホーツク海に面し、根室市、標津町、中標津町、標茶町、厚岸町、浜中町の6市町と接しています。北海道らしい大平原が広がる牧歌的な風景が見られる一方、東部には日本最大の砂嘴である野付半島、南部には風蓮湖があり、3市町(根室市、別海町、標津町)にまたがって野付風蓮道立自然公園を形成するなど、さまざまな景観を有し、自然条件に富んでいます。
町名の由来町最大の河川である西別川の河口が大きく曲がっていることから、アイヌ語の「川の折れ曲がっている」を意味する「ペッ・カイエ」から転化したもの。
開基明治12年7月「別海外四ヵ村戸長役場」の設置
町制施行昭和46年4月1日
町の面積1,319.63平方km(平成29年国土地理院全国都道府県市町村別面積調から引用)
気象平均気温:5.5度(平成29年気象庁HPから引用)
降水量:940.0mm(平成29年気象庁HPから引用)
日照時間:1,972.7時間(平成29年気象庁HPから引用)
最深積雪:95cm(平成29年気象庁HPから引用)

町章

 町章は、別海町の発展と飛躍、住民の向上、融和、団結を力強く象徴したもので、波頭で海を表現し、中央の分銅は町内の興隆を、左右に跳ねた翼(濁点)は躍進を意味する。

町のシンボル

町の木「ナラ」

 未開の地に入植した人たちは、掘立小屋を建てるために雑木林のナラを切って柱材とし、開墾をするときは根掘りに汗を流して、また冷害凶作には炭、薪として換金するなど、開拓の歩みの中には忘れることのできない存在です。
 数少なくなったナラの木、巨木として残ったナラの木をどこかにみるとき、風雪に耐えて強くたくましく生長する姿は、町の永い開拓の歴史と、さらに発展する姿を象徴するにもっともふさわしいものとして定めたものです。

町の花「センダイハギ」

 野付半島の竜神岬一帯の草原砂地に群生し、黄と緑に点影の浜辺に遊ぶ牛馬の群れは、北方風物詩ここにありの感を強烈に与え、情緒豊かな絶勝の地となります。
 根室管内の海岸線は他に砂地はなく、唯一の群生地として、海岸草原の美しさからセンダイハギを町の花と制定しました。

町の鳥「白鳥」

 遠くシベリア東部から越冬のため南下し、毎年10月初旬から飛来して湖を縦横する優雅な姿が眺められ、以後、日が経つにつれて数が増していきます。
 しかし、湖面が完全に凍結する12月下旬には、安住の地を求め野付湾内、春別川口に移動し、1月上旬から3月中旬まで生息します。
 このように白鳥の飛来地としての本町が、多くの町民から愛され親しまれている白鳥を町の鳥としたものです。

別海町民憲章

 わたくしたちは、明るい希望の朝日をオホーツクの海に迎え、美しく映える感謝の夕日を西別川の清流にひろがる広野におくる、自然のめぐみ豊かで、ますます開けゆく別海町の町民です。
 わたくしたちは、開拓の精神を受け継ぎ、強く逞しく前進する町を築くことを誇りとし、この憲章を高くかかげてその実践につとめます。

 一 元気で働き、生産を高め豊かな町をつくりましょう。
 一 みんな仲よく助けあい、あたたかい町をつくりましょう。
 一 きまりを守り、住みよい明るい町をつくりましょう。
 一 子供に夢と希望を与え、平和な町をつくりましょう。
 一 教養を高め、美しい文化の町をつくりましょう。
(昭和43年制定)