小渕・エリツィン会談(1998年11月)

 田中首相の訪ソ以来、首相としては25年ぶりの公式訪問となりました。12日に小渕首相とエリツィン大統領の会談が行われ、4月の川奈会談で橋本首相が提案した、国境線確定案に対する回答に期待が高まりました。
 しかし、ロシア側はこれを受け入れず、対案を示し、日本側が検討することで合意しました。
 この会談を受け発表された「モスクワ宣言」には、
*「東京宣言」と、クラスノヤルスク、川奈の非公式会談での合意に基づいて、平和条約交渉を加速する
*国境確定委員会、共同経済活動委員会を設置する
*共同経済活動委員会は、国境線確定委員会と並行して活動し、日ロ双方の法的立場を害さないでどのような共同経済活動ができるか検討する
*元島民とその家族による自由訪問実施のため、法的、実際的側面を検討する。
こと等が盛り込まれました。
 その後、1999年12月31日、エリツィン大統領は突然辞任しました。