旧別海村村営簡易軌道風蓮線上風蓮停留所機関庫・油庫

別海町歴史文化遺産 第10号

  • 認定区分 有形文化財
  • かな名称 きゅうべつかいむらそんえいかんいきどうふうれんせんかみふうれんていりゅうじょきかんこ・あぶらこ
  • 認定年月日 平成29年3月8日
  • 所在地 別海町上風連174番地7

 本物件は、別海村村営簡易軌道風蓮線(以下「村営軌道風蓮線」)の終点である上風蓮停留所に設置された機関庫と油庫です。

 上風蓮機関庫は、1963(昭和38)年に開通した村営軌道風蓮線各種車両の2線式車庫として、1964(昭和39)年に建設されています。後に燃料保管庫であった油庫が増築されています。建物の構造はブロック造平屋建で、機関庫・油庫の延面積はそれぞれ72.92平方メートル、18.18平方メートルです。

 1971(昭和46)年に村営軌道風蓮線が廃止されると、上風蓮機関庫はスクールバスの車庫として転用され、その後上風連連合町内会の倉庫として現在に至るまで活用されています。

 村営軌道風蓮線の建物としては、上風連に残る唯一のものであり、わずか7年で廃線となった村営軌道の歴史を物語る貴重な歴史遺産です。

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