南矢臼別馬頭観世音像と観音堂
別海町歴史文化遺産 第1号
南矢臼別馬頭観世音像
- 認定区分 有形文化財
- かな名称 みなみやうすべつばとうかんぜおんぞうとかんのんどう
- 認定年月日 平成23年3月25日
- 所在地 上風連38番地4
この馬頭観世音像は、国後島古丹消に住んでいた人たちが他の32体の仏像とともに厨子に入って祀られていたもので、終戦後、国後島泊村から上風連に引き揚げてきた住職によってこの地に運びこまれました。香川地区(現在の南矢臼別町内会)の有志によって一坪のお堂が建てられ、そこに保管されました。
仏像の台座には「若狭国第二十九番 松尾寺」と3人の名前が記されており、これを手がかりに地元の人たちがこの像を調査し、その由来が確認されました。
その後観世音像と観音堂は平成21年度に修復され、南矢臼別の人たちによって大切に保管されています。毎年6月15日にはこの馬頭観音堂で馬頭観音祭が行われ、その日だけこの観世音像は一般に公開されます。(現在は農繁期を避けて5月31日に行うことになっています。)
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