郷土資料館 所蔵資料を活用した「地域回想法事業」

高齢者介護施設等のみなさまへ

 この度、郷土資料館では、「所蔵資料を活用した地域回想法事業」を実施する運びとなりました。
 「地域回想法」とはアメリカの医師ロバート・バトラー(1963)によって提唱されもので、心療回想法とも呼ばれ、認知症の治療・予防に効果があるとして注目されています。昔懐かしい生活用具などを用いて、かつて自分が体験したことを語り合ったり、過去のことに思いを巡らしたりすることにより、脳を活性化させ、生き生きとした自分を取り戻そうとする療法であり、既にわが国でも臨床に応用されており、特別養護老人ホーム、老人保健施設などで取り入れられているところです。
 介護予防プログラムは、筋力トレーニングや口腔ケアなど身体的なものが多いと伺っているところですが、当館の所蔵資料をご活用いただき、新たな介護予防プログラムとしてご利用いただければ幸いです。