野付湾

多様な生命を育む海のゆりかご

 野付半島に抱かれるようにして広がる野付湾は、水深が2から5メートル。比較的浅い湾内の海底にアマモが茂り、野付名物北海シマエビの絶好の棲家となっています。
 湾内の各所にある干潟は多種多様な生命を育み、秋から春にかけてはオオハクチョウ、ヒドリガモ、コクガンなど多くの渡り鳥が飛来します。野付湾で翼を休めた鳥たちは、さらに北や南へと飛び立っていきます。

今なお残る伝統の打瀬網(うたせあみ)漁

 北海シマエビの漁期は初夏と秋の2回。北海シマエビが生息する野付湾は、干潮時には干潟が露出するほど浅い海域にアマモやスガモが生息しています。これらの藻は北海シマエビをはじめ多くの生物たちの産卵場であり、彼らを守り育てる「海のゆりかご」。この藻場を漁船のスクリューで荒らしてしまわないようにと、現在もなお、明治時代から伝わる打瀬舟を使って漁が行われています。
 風を受け、三角の帆をはためかせて静かにすべる打瀬舟の情景は尾岱沼の風物詩になっています。
 

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