【令和4年8月12日】別海町の国産牛の産業について

【令和4年8月12日】別海町の国産牛の産業について

 別海町で国産牛の産業が見えないのはなぜですか。

 黒部市は根室市と姉妹都市で、過去に根室から来られた派遣団の方と私も交流がありましたが、主な会話は北方領土や水産関係でした。

 書店で別海町を知り、広告で酪農が盛んだと知りました。しかし、別海町のホームページなどを見ても国産牛(牛乳が出なくなった牛)を活用した産業が無い(本当はわかりませんが)ように思いました。

 枝肉以外のタンや内臓など、十分に産業として成立すると思います。

【令和4年8月19日】農政課回答

 別海町は冷涼な気候と広大な土地、そして豊富な水資源を有しており、酪農業を営むのに適した地域となっていますので、別海町には肉牛の肥育をしている農家さんもいますがほとんどが酪農家であり、生乳(牛乳)を搾って出荷することを専門としています。

 また、別海町の酪農家さんはたくさんの乳牛を飼養しており、牛の世話と搾乳とで1日を費やすため、雄牛や乳の出なくなった牛を肉用の牛として育てるところまでは行っていません。(乳牛と肉牛を育てるのは餌や飼育方法が異なることもあります。)

 このようなことから、生まれた雄牛や乳の出なくなった牛は、市場へ出すこととなり肉牛として別の地域で肥育され、食肉等に加工されるのが一般的な流れとなっています。

 お問い合わせの中でご指摘のあったとおりたくさんの牛がいますので、食肉にするなど産業として成立は可能と考えますが、現状ほとんどの農家さんが肉用としての肥育まで手が回らないこともあり、肉用としては他地域へ出荷し、別海町は酪農を主産業としているところです。

 なお、別海町の肉牛農家さんで肥育された牛肉は別海牛ブランドとして、ふるさと納税の返礼品としても好評を得ておりますので、ふるさと納税のホームページをご覧になっていただければ幸いです。