乳和食試食会「N-1~世界一の乳和食はどれだ?!~」

上西春別中学校2年生が別海PRプロジェクト「乳和食試食会『N-1~世界一の乳和食はどれだ?!~』」を開催しました。

目的

 令和元年度から上西春別中学校で実施している家庭科と総合的な学習の時間の中で「地域食材を使った和食」として「乳和食」を学び、乳和食レシピの考案を行っています。
 生徒のみなさんが自分達で考えた最終的な目標(ねがい)は、
  • 地元食材の良さ、別海町の良さ、別海町を知ってほしい
  • 牛乳の消費量UP
  • 牛乳の可能性を知ってほしい
ことだそうです。
 令和3年度のメニューを参考にしつつ、今年度は和菓子が多めになっているとのことです。

内容

座学~調理実習

 令和4年10月に、まずは「乳和食とは」から学ぶため、乳和食の生みの親である小山浩子氏に講演いただき、乳和食の定義、基本、アレンジ、調理実習に向けての解説を行っていただきました。
 昨年は新型コロナウイルス感染症の流行によりオンラインでの実施でしたが、今年度は感染対策を行いながら対面で行うことができました。
 その後、5班に分かれ、今の3年生が昨年度に考案したレシピを参考にオリジナルレシピを考がえましたが、はたしておいしいレシピは完成したのでしょうか。

乳和食試食会「N-1~世界一の乳和食はどれだ?!~」開催

 各班のレシピは次のとおりです。
  • 1班 みるあんかすていら~牛乳の甘味を生かし、砂糖を減量しカロリーを抑えたヘルシーなスイーツを考案しました。炊飯器を活用したアイデアレシピとなっています。
  • 2班 道東カニミルク~ミルク味噌を活用し、減塩。いもだんごにカッテージチーズを混ぜ、カッテージチーズを作ったときに出たホエイも味噌汁に活用するという考えられたレシピです。
  • 3班 MILK♡かきあげ~衣に牛乳を混ぜ、牛乳のにおいが気にならないレシピを考案しました。衣に牛乳を混ぜる順番も考えられています。
  • 4班 きなこみるもち~ミルク餅をベースに、白玉やソースにも牛乳をふんだんに使用するなど、牛乳消費を意識したレシピを考案しました。
  • 5班 北の大地大福~牛乳の食品ロスを減らすことをテーマに、生地にも餡にも牛乳を使用したレシピを考案しました。サツマイモとリンゴのジャム(餡)に生のリンゴを加え、シャキシャキ食感を楽しめる工夫をしつつ砂糖の減量したレシピです。

 北海道の特産品を意識した食材選び、また、その食材の食感や風味を生かした料理は、大人ではなかなか思いつかないものが多く、毎年、その発想は面白いと感心させられます。
 この授業から別海町を代表するレシピが誕生することを期待しています。

「N-1~世界一の乳和食はどれだ?!~」の様子