~どならない・たたかない非暴力コミュニケーションへの切替スイッチ~ 「機中八策」

 11月は児童虐待防止推進月間です。

児童虐待とは?

(1)身体的虐待:殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせるなど
(2)性的虐待:子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど
(3)ネグレクト:家に閉じ込める、食事を与えない、必要な医療を受けさせない、自動車の中に放置するなど
(4)心理的虐待:言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で暴力をふるうなど
虐待かも・・・子育てが辛い・・・・と思ったら、すぐに電話してください。匿名でも大丈夫です。
  • 児童相談所虐待対応ダイヤル(通話料無料)  TEL:189 ※24時間対応    
  • 別海町役場福祉課こども・子育て担当     TEL:74-9642

「機中八策」

 機中八策とは、誰もが当たり前に使っている8つの行動・言葉をカード化して「ひどいおとぎばなし」「ほまれかがやきを」と、頭文字つづり覚えやすいよう、パッケージ化したもので、千葉県の児童相談長さんが考案した、どならず、たたかず、こどものやる気を引き出す非暴力コミュニケーションの具体策です。子どもとの接し方の参考にしてください。
 例えば学校から帰ってきて、宿題をせずにテレビを見ている時・・いつもどんな言葉(行動)で、子どもと接していますか?

こんな伝え方をしていませんか?

ていけい(否定形)
 「テレビばっかり見るなって!」
なる(怒鳴る・たたく)
 「いつも言っているでしょ!」
やみを言う(嫌味)
 「いつもこうだといいのにね」
どす(脅す)
 「今日は承知しないよ」
う(問う・聞く・考えさせる)
 「今、何する時間?宿題はやったの?」
もんけい(疑問形)
 「何やってんの?宿題やったの?」
つ(罰を与える)
 「ずっと見ているから一週間テレビ禁止」
なし(なじる)
 「何回言ってもわからない、バカじゃないの」

こうすると伝わりやすい

める(褒める)
 「えらい。宿題終わったらテレビ見ていいよ」
つ(子どもと話せる状態になるまで待つ」
 「テレビ消してもらえる?」
んしゅう(練習)
 「じゃあ学校から帰ったらまず何をする?」
(代わりにすることを提示する)
 「まずは宿題をしてほしい」
環境(話しやすい環境をつくる)
 穏やかに 静かに 近づく
くそく(約束)
 「わかった?」「わかった」
もち(気持ちに理解を示す)
 「テレビ見たいよね。でも・・」
(落ち着く)
 深呼吸する(切り替え)