第2期別海町議会活性化計画

別海町議会は、別海町自治基本条例に沿って課題などを分析し、その条例の基本理念、基本原則及び条例の定めを遵守し、総合計画に基づき将来に向けたまちづくりの課題を的確に把握し、活動します。そして、積極的に町民の意見を聴取するとともに、議会運営について町民に説明します。
 
当議会は、平成28年5月に「第1期別海町議会活性化計画」を策定し、議会運営の基本理念及び基本方針を定め、議会改革と活性化を進めてきました。
 
この計画期間を通じて、「開かれた議会」を目指して情報発信や情報共有が強化され、「わかりやすい議会」を目指して導入した「議会モニター制度」「意見交換会制度」による広聴制度が充実し、「議会活性化の糸口」を見出した3年間でした。
 
改選後に続く4年間を「議会活性化の土壌づくり」の期間とするため、新たな基本方針として「結果を出す議会」「行動する議会」を加え、「第2期別海町議会活性化計画」を策定しました。政策議会への転換を目標に「別海町議会基本条例の制定」と「委員会活動の強化による政策提言」を重点計画とし、各種計画の達成に向けて行動します。
 
「実践活動を踏まえた基本条例の形成」「基本条例を踏まえた実践活動の形成」を4年間で往来させ、毎年度点検・評価しながら、2元代表制としての議会の機能を発揮し、持続可能なまちづくりを担う政策議会の実現を目指します。

計画期間

令和元年6月から令和5年3月まで

計画内容(全文)

第2期別海町議会活性化計画の全文は、次のpdfファイルからご覧ください。

計画内容(抜粋)

1 別海町議会の基本理念

別海町自治基本条例の基本理念である「町民参加」と「情報共有」を議会運営の基本とし、4つの基本方針の実現を基本理念とします。

2 別海町議会の基本方針

1 わかりやすい議会

一人でも多くの町民と対話し、調査のヒントを得るとともに、議会制度の活用を町民に促すことで「わかりやすい議会」を目指します。

2 結果を出す議会

町民の声や執行機関の事務事業を分析し、議員間討議を行い、計画的な委員会調査を行います。研修を重ね議員力を高め、町政に町民の声を反映する「結果を出す議会」を目指します。

3 開かれた議会

委員会間の連携により政策横断的な町政課題への対応力を高めます。「開かれた議会」を推進し、内部・外部評価をもとにさらなる一手を講じる議会を目指します。

4 行動する議会

これまでの議会が持つ監視機能・調査機能だけでは、人口減少時代の持続可能なまちづくりが危ぶまれます。議会基本条例を制定し、「政策議会」への転換により町民の期待に応える「行動する議会」を目指します。

3 重点計画

重点計画1 議会基本条例の制定

自治基本条例に規定されている議会の役割、権利、責務及び運営等だけでは、現在の議会活動及び議員活動の上位規範とするには不足が生じています。議会活動の規範となる「議会基本条例」の制定を重点計画とします。

重点計画2 委員会の調査力及び政策力の向上

本格的な少子化、超高齢社会を迎えた別海町が人口減少時代に立ち向かい、持続可能な自治体経営を続けるためには、議会の政策立案機能が求められています。このため、委員会活動のPDCAサイクルを推進し、政策提言・政策論議につなげます。

4 基本方針を踏まえた基本計画及び取組計画

各基本計画ごとに掲げる取組計画は、上記の計画全文を掲載しているpdfファイルからご確認ください。

基本方針1「わかりやすい議会」を実現するための基本計画

  • 議会活動の報告
  • 意見交換会の強化
  • 議会モニター制度の改善
  • 新たな広聴制度の実施

基本方針2「結果を出す議会」を実現するための基本計画

  • 政策提案に係る議員の資質向上
  • 自己研鑽に係る議員の資質向上
  • 議会研修会の充実
  • 議員間討議の活性化
  • 調査力の向上
  • 反問権の付与

基本方針3「開かれた議会」を実現するための基本計画

  • 議会活性化計画の検証と評価
  • 事務局によるサポート体制の強化
  • 政策形成サイクルの確立
  • 議会内部の情報共有
  • 議会からの情報発信
  • 議決結果と賛否の公表
  • 傍聴したい議会・参加したい議会の実現

基本計画4「行動する議会」を実現するための基本計画

  • 議会基本条例の制定
  • 正・副議長選挙の立候補制導入
  • 議会制度の研究
  • 災害に対応する議会
  • 審議会等委員への就任辞退
  • 公正・公平な委員等の選任
  • 議会費の確保
  • 政治倫理に係る議員の資質向上