第3回学習会「折り染めうちわとコマ撮り動画作成体験」

9月19日(月曜日)にアドベンチャースクールJr第3回学習会「折り染めうちわとコマ撮り動画作成体験」が行われました。

 伝統工芸品に使われる技術の理解と、ICTを活用したデジタルメディア表現の推奨を目的とした、学習会を実施しました。

 第3回目の学習会は、和琴半島で自然体験活動を実施する予定でしたが、台風も迫っており悪天候が予想されることから、雨天プログラムに切り替えて、学習会を実施しました。
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 当日は、みなくるの木工・美術室に集合して活動開始です。

 まず初めに、和紙を折り染めしていきます。

 折り染めとは、伝統工芸品にも用いられる紙の染色方法の1つです。
 
 子どもたちは、和紙を手にとって2等分に折り、さらにアコーディオン折り(屏風だたみ)にしていきます。

 折り目のついた棒状になった紙を、長方形や直角三角形に折りたたみ、手のひらに入る大きさになったら、和紙を折る作業は終了です。 
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 次に、和紙を染める作業に入ります。

 自分の染めたい色の絵具を準備していきます。

 水の入れる量により色が変わってくるので、中高生リーダーと確認しながら色の濃度を決めていきます。

 絵の具が準備できたら、先ほど折った和紙を手に持ち、頂点から絵の具を染み込ませていきます。

 絵の具を染み込ませる量により、仕上がりに差が出るため、子どもたちは真剣に作業していきます。
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 染め終わった和紙は、破けないように開いて乾燥させていきます。

 和紙が乾燥するまでに1時間程度かかるため、その時間を活用してコマ撮り動画を撮影していきます。
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 コマ撮り動画を作った経験のある子がいなく、試行錯誤しながらリーダーや先生の指示の元、撮影作業をしました。

 全員で楽しくポーズをとり、通常の動画とは違うカクカクとした独特な動きが印象的な作品をつくることができました。
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 撮影終了後は、うちわ作成の最終作業をしていきます。

 和紙をうちわの形にハサミで切りとり、のりで貼り付けて完成です。

 子どもたちは、世界に1つだけのうちわの完成を喜んでいました。
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