第8回学習会「キャップハンディ体験・障がい者スポーツ体験・オリジナル缶バッチ作り体験」

11月6日(日曜日)にアドベンチャースクール第8回学習会「キャップハンディ体験・障がい者体験・オリジナル缶バッチ作り体験」が行われました。

 同じ社会で生きる人間として、互いを正しく理解し、共に助け合い、支え合っていくための基盤づくりとなる重要な活動となることを目的とした、学習会を実施しました。

 第8回の学習会は、生涯学習センター「みなくる」でユニバーサルデザインの考え方を、「車椅子体験」「白杖体験」「高齢者疑似体験」「ボッチャ体験」「ゴールボール体験」とおして学んでいきました。

 町内で新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、しっかりと検温を行い活動開始です。
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 中高生リーダーを中心として、4班に活動していきます。

 和室では、「白杖体験」と「高齢者疑似体験」を行います。
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 高齢者疑似体験用の器具を装着し、実際に施設内を歩いてみます。

 特に、階段の昇り降りには不自由さを感じましたが、手の届きやすい高さに設置された手すりがあることで、スムーズに移動することを体験できました。

 白杖体験では、視覚障がいを持つ方と同じ環境に立つことで、どのような行動や考えが必要なのか理解することができました。
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 白杖は目と同様のもので、杖の感覚は非常に大切なものだと実感し、耳から得る音の情報も視覚障がいを持つ方にとっては必要なものの1つなのだと感じることができました。

 また、館内外では「車椅子体験」も同時に実施しました。
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 車椅子に乗ってわかったことは、小さな段差や傾斜がものすごく大変だということです。

 車椅子は手でタイヤを回して進んでいきますが、両方のタイヤに均一に力を入れないと真っ直ぐに進まないため、操作がすごく難しいということも知ることができました。
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 さらに、事務所前の記載スペースは車椅子使用者のための高さになっていることと、施設内のエレベーターは大きいものが設置されており、車椅子が4台入っても余裕があるということを初めて知りました。

 トイレなども、手すりが左利き用と右利き用の場所があったり、開きやすい場所に設置されていたり、トイレの中に入っても車椅子使用者のための細かな配慮がされていました。

 改めて、施設使用者に寄り添って細かな配慮がされている、生涯学習センター「みなくる」の凄さを実感しました。
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 ホールでは、パラスポーツ体験として「ボッチャ体験」と「ゴールボール体験」をしました。

 ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目でもあります。
 ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うものです。

 視覚障がいのある選手がプレーするゴールボールは、鈴の入ったバスケットボール大のボールを互いに投げ合い、得点を競うチームスポーツです。
 コート上の選手は3人であり、選手は障がいの程度に関わらず、「アイシェード」と呼ばれる目隠しを装着し、全盲状態でプレーします。
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 障がいのあるなしに関わらず、誰もが平等にすることができるスポーツの魅力を、実際に体験して理解しました。

 最後に、学習会に参加してくれた人に毎回渡している缶バッチを、今回は自分のオリジナルデザインで作成体験をしました。
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次回以降も、様々な目的を持って子どもたちが理解を深めるよう、学習会を実施していきます。