別海町のごみ処理とリサイクルについて

 別海町は、18種類に分別された家庭ごみを収集し、もえるごみは広域ごみ処理施設、その他のすべてのごみは別海町ごみ処理場に運搬します。
 ごみ処理施設では、全部で59種類に細分化して処理しています。

 このページでは、各分別区分ごとにごみ処理とリサイクルの内容をご説明します。

1 キッチンの油と貝殻と調理くずの処理とリサイクル

選別・保管

 「キッチンの油と貝殻と調理くず」は、別海町ごみ処理場で種類ごとに異物と資源を選別し、一時保管します。
 ある程度の量になったら、リサイクル工場に引き渡します。

1 廃食用油のリサイクル

  • 保管した廃食用油は、バイオディーゼルや石けんなどにリサイクルしています。
  • 平成30年度は、1トンリサイクルする見込みです。

2 貝殻のリサイクル

  • 保管した貝殻は、酪農用の資材や道路の改良剤などにリサイクルしています。
  • 平成30年度は、20~30トンリサイクルする見込みです。

3 調理くずのリサイクル

  • 保管した調理くずは、メタンガスを発生させてエネルギーにしたり、堆肥にしてリサイクルしています。
  • 平成30年度は、20~50トンリサイクルする見込みです。

2 紙製容器包装・雑がみの処理とリサイクル

選別・保管

 「紙製容器包装・雑がみ」は、別海町ごみ処理場内のリサイクルセンターで、異物を細かにチェックし、選別しています。ホットキス以外の金具が入らないようにご協力ください。また、紙ひもで十字に結束していただくと、ひもごとリサイクルできますので助かります。
 選別後は、リサイクル工場などに引き渡します。

4 紙製容器包装・雑がみのリサイクル

  • 紙製容器包装・雑がみは、新聞、雑誌などと同じように古紙として扱われリサイクルされますが雑誌に比べると純度が低いことから、買い取り価格は、新聞や雑誌より安いです。このため、雑誌とは別に収集しています。
  • 紙製容器包装・雑がみは、年々増えており、平成26年度が18トン、27年度が20トン、28年度が37トンリサイクルしており、29年度は70トン前後のリサイクルを見込んでいます。平成30年度は、70~80トンリサイクルする見込みです。

5 シュレッダーくずのリサイクル

  • シュレッダーくずは、他の紙製容器包装・雑がみと合わせてリサイクルするか、牛舎の資材としてリサイクルしています。

3 家庭の枝・木くずの処理とリサイクル

選別・保管

 「家庭の枝・木くず」は、別海町ごみ処理場で種類ごとに選別し、一時保管します。
 ある程度の量になったら、種類ごとにリサイクル工場に引き渡します。

6 草花・細かい枝のリサイクル

  • 草花・細かい枝は、堆肥になります。
  • 平成30年度は、約20トンリサイクルする見込みです。

7 割りばしのリサイクル

  • 割りばしは、バイマスエネルギーとして活用されます。

8 枝のリサイクル

  • 枝は、バイマスエネルギーとして活用されます。
  • 朽ちて乾燥している枝は、家畜用敷料として再生利用されます。

9 丸太のリサイクル

  • 丸太は、細かくチップにして、家畜用敷料として再生利用されます。

10 木くずのリサイクル

  • 木くずは、塗料などが付着していないかチェックして、付着していなければ家畜用敷料として再生利用されます。

11 伐根のリサイクル

  • 伐根は、牛の敷料や家庭菜園の有機土にリサイクルされます。

12 塗料付き木くずの焼却処理

  • 塗料付きの木くずは、リサイクルできないため、焼却処分しています。

4 危険ごみの処理とリサイクル

安全処理・選別・保管

 危険ごみは、ごみ処理場内のリサイクルセンターに集められます。
 火災危険物と爆発危険物は、安全処理を施した後にリサイクルしています。
 電池、電球・蛍光管などの水銀含有物については、専用のボックスに入れて保管し、年に2回、リサイクル工場に運搬し、平成30年度は約8トンリサイクルする見込みです。

13 火災危険物の焼却処理とリサイクル

  • 花火、マッチ、ライターなどの火災危険物は、水に漬けたり、ガス抜きなどの安全処理を行います。
  • 素材ごとに選別し、焼却処理またはリサイクルを行います。

14 スプレー缶・カセットボンベのリサイクル

  • スプレー缶やカセットボンベなどの爆発危険物は、ガス抜きの状態を確認し、金属プレス機で圧縮して鉄の塊にして、リサイクルします。
  • リサイクル工場では、鉄の原材料にリサイクルされます。

15 電球・蛍光管のリサイクル

  • リサイクル工場では、ガラス部分はガラス原料やグラスウール原料などに、内部の水銀やそのほかの金属は、それぞれの金属の原材料にリサイクルされます。

16 電池のリサイクル

・リサイクル工場では、外缶の鉄は、製鉄原料に、内部の亜鉛は亜鉛原料にリサイクルされます。

17 水銀含有物のリサイクル

  • リサイクル工場では、ガラス部分はガラス原料やグラスウール原料などに、内部の水銀は水銀の原料にリサイクルされます。

ガス化溶融処理

 もえるごみは、根室北部廃棄物処理広域連合が運転管理する「根室北部広域ごみ処理施設」に搬入されます。
 この施設は、熱分解ガス化溶融技術を用いた「流動床式ガス化溶融炉」を採用しています。
 詳しい処理工程は、根室北部廃棄物処理広域連合のホームページをご覧ください。
 この施設に投入したもえるごみは、次の5つの姿に形を変えて排出され、その後、最終処分またはリサイクルされています。

5 テレビ以外の小型家電の処理とリサイクル

選別・保管

 テレビ以外の小型家電は、ごみ処理場内で手選別し、パソコン、携帯電話・スマートフォン、その他の家電に分けます。
 その後、道内のリサイクル工場でリサイクルされます。

18 パソコンのリサイクル

  • パソコンは、資源有効利用促進法によるリサイクルの対象であり、使用者がメーカーに使用済みパソコンを送り、費用を負担してリサイクルすることとなっていました。しかし、小型家電リサイクル法が施行され、この法律によって分別収集によるリサイクルが可能となり、平成28年5月から「テレビ以外の小型家電」の収集日にごみステーションに出せるようになりました。
  • パソコン内部の多くの希少金属がリサイクルされています。

19 携帯電話・スマートフォンのリサイクル

  • いまや多くの国民が手にしている携帯電話、スマートフォンには多くの希少金属が含まれています。
  • 小型家電リサイクル法により、携帯電話、スマートフォンはリサイクルの対象になっています。
  • 現在、国の「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に別海町は参加しており、東京オリンピックのメダルを小型家電リサイクルにより回収された原料からつくる運動に協力しています。

20 その他の小型家電のリサイクル