ごみと資源の違いについて

 日頃から、私たちが「ごみ」と呼ぶものや「資源」と呼ぶものは、一体どのような状態をそのように呼ぶのでしょうか。
 このページでは、ごみと資源のその違いをご紹介します。

 ごみは、通常「廃棄物」と呼ばれます。

 廃棄物とは、
  • 放射性廃棄物を除く
  • 固体状か液体状のもので
  • 占有者が自ら利用し、または他人に有償で売却することができないため
  • 不要になったもの
をいいます。

 簡単に表すと、
  • 自分はもう使わない、必要としない
  • お金にする価値がない
ものが廃棄物です。

 廃棄物に該当するかどうかは、その物の性状、排出の状況、取引の価値や占有者の意思などを総合的に勘案して判断されます。

 このような定義の廃棄物ですが、ごみのほかに、洗濯や炊事などにより排出される汚水や体内から排泄するし尿といった「生活廃水」も廃棄物にあたります。

 私たちが購入し、消費したあとに残り捨てたいもの、誰かから譲り受けて所有したものの不要になったもの、この時点で所有者にとっては「ごみ」となりますが、別の利用法や利用できる人を見つけることで、「ごみ」が「ごみ」でなくなります。「資源」となります。

 自分にとって、不要なものであっても、ほかの誰かが必要としたり、お金にする価値があれば、「資源」となります。