まちづくり活動の紹介

 べつかい協働のまちづくり補助金【公募型】の交付を受けた団体のまちづくり活動をご紹介します。
 ※団体情報は掲載時点の情報です。

別海だんらんの会「大きな木」

スタッフの集合写真
  • 団体名
別海だんらんの会「大きな木」
(会長 斉藤 生麻)
  • 補助金交付年度
令和4年度、令和5年度
  • 主な活動地域
別海

団体立ち上げの経緯

 別海だんらんの会「大きな木」は、幅広く地域の住民が集い、孤立しがちな家庭とコミュニティのつながりを深められるようなイベント等の開催を通して、地域課題について地域住民とともに考える機会を創出し、解決に向けたネットワークを構築していくことを目指して設立されました。
「おとなも こどもも あつまーる」地域食堂
 
みんなで来ても 一人で来ても 安心安全
「気持ちが やすまーる
「はーとが あったまーる

まちづくり活動

 「みんなの食堂まーる」は、参加者を楽しませ、交流を生む工夫により、毎回100名以上の来場者を迎え、食を通じて子どもから高齢の方まで多くの方々を笑顔にしています。
 地元のおいしい食材を使った食事は、栄養士さんが献立を考え、料理上手な会員さんたちが腕によりをかけて調理します。
 食欲をそそる香り、みんなが親しみやすい味付けで、さらには栄養満点です。

 来場者への配慮は元より、運営スタッフに対しても、地域との関わりにより、やりがいを与える仕組み作りから、近年では失われがちな「地域の横の繋がりの創出」に寄与しており、不安を抱える方の受け皿として良い傾向へ導いた実績も報告されています。

 この事業は簡単な取り組みではありませんが、別海だんらんの会「大きな木」は、豊富な経験を有する方々と、次世代のまちづくりを担う青年層の方々で構成されており、地域からの根強い信頼と、活発な議論による日々の改善を運営に反映することにより、世代を問わない居場所づくりに貢献しています。
 
  • 令和6年3月17日 第11回「みんなの食堂まーる」
 通算11回目の開催となる今回の「みんなの食堂まーる」では、「みんなにエールを!」のテーマで開催されました。
 近年、別海町出身のスポーツ選手や作家の嬉しいニュースを多く目にします。
 彼らへのエールを込めて、今回の食事は、ちらし寿司風 鮭まぜごはん、豚汁、フルーツヨーグルトで「応援ランチ まーる de エール」です。

 会場で配られる「おしながき」には、料理の献立紹介、栄養のポイント紹介に加え、原材料表示が記載されており、アレルギーを持つ方でも安心して参加できるようになっています。

 別海町出身のスポーツ選手やアーティスト、芸能人を紹介するボードが設置され、「マジックショー」の催し物を楽しみながら、別海産の食材で作られたおいしいごはんに舌つづみを打ちました。
応援メッセージでいっぱいなった桜の木

応援メッセージでいっぱいなった桜の木

 記念すべき令和6年3月20日は、第96回選抜高校野球大会の別海高校試合日です。
 まちで育った選手たちの甲子園出場をみんなで応援すべく、桜の木はたくさんの応援メッセージで満開となりました。

べつかいに熱気球をあげる会(令和6年3月更新)

別海に熱気球をあげる会の皆さん
  • 団体名
べつかいに熱気球をあげる会
(会長 木嶋 宏之)
  • 補助金交付年度
令和3年度、令和4年度、令和5年度
別海町に熱気球をあげようプロジェクト
  • 主な活動地域
別海

団体立ち上げの経緯

 令和2年頃から現在に至るまで、コロナ禍により子どもたちの体験機会が大幅に削られ、閉塞した日々が続いています。子どもたちにとっては一日一日が貴重な時間であり、その中で見るもの、体験することは人間形成に大きな影響を与えるものです。
 べつかいに熱気球をあげる会は、子どもたちのために「自分たちにできることがあるのではないか」と有志により結成されました。

まちづくり活動

 べつかいに熱気球をあげる会は、将来を担う子どもたちに熱気球を通じて素晴らしい別海町の環境や風景を再認識してもらうとともに、この地域を守り、町の魅力を広く情報発信し知名度の向上に努めていくことを目的としています。
 また、会のメンバーには「地域の子どもたちに、感受性豊かに育ってもらいたい」という強い思いがあり、別海で貴重な思い出を作ることが、将来この地域を愛し、まちづくりを担う大人を増やしていくことに繋がると考えています。

 熱気球をあげるには多額の資金が必要であり、会はクラウドファンディング方式で協力者を募りました。
 会の活動を始めてから、SNSを活用して町の魅力や活動への思いを多方面に発信し続けた結果、町内外から多くの方々の共感を受け、当初予想していた以上の協力を得ることができました。
 
  • 令和4年1月8日 熱気球搭乗会当日
 まだ暗さが残る早朝から準備を開始し、日の出とともに別海で熱気球があがりました。
 搭乗予定人数を上回る申し込みがあったこと、途中から風が吹いてしまったことから、全ての方に搭乗してもらうことは叶いませんでしたが、熱気球ならではの非日常感と、上空から見る雪原と青い空の広がる別海町の景色は、搭乗した子どもたちに特別な思い出を与えることができました。

 今回の体験を通して、別海町の子どもたちが感受性豊かに育ち、この町がふるさと別海を愛する人であふれることを願っています。
 
朝日とともに上空へあがる熱気球

朝日とともに上空へあがる熱気球

 バーナーの低い噴射音が辺りに響き、ゆっくりと空へあがります。上空からの素晴らしい眺めに多くの方が感嘆の声を上げました。
※感染症対策のため、人が一カ所に集まり過ぎないように実施されました。

尾岱沼贅沢プロジェクト推進協議会(令和4年3月掲載)

団体のイメージ写真
  • 団体名
尾岱沼贅沢プロジェクト推進協議会
(会長 勝木 佳子)
  • 補助金交付年度
令和3年度前期
尾岱沼贅沢プロジェクト推進協議会活動準備事業
  • 主な活動地域
尾岱沼
  • 連絡先
野付アポロ石油(株)(TEL0153-86-2100)

団体立ち上げの経緯

 尾岱沼贅沢プロジェクト推進協議会は、尾岱沼というとても素晴らしい環境がいかに贅沢であるかを再認識するとともに、この地域を守り、広く情報を発信し知名度の向上に努め、さらに観光のさまざまな分野においても経済活動が活発になるような取り組みを進めていくことを目的に、尾岱沼地域の有志により結成されました。

まちづくり活動

 協議会では地域の古き良き歴史や伝統に感謝し、守り続けるとともに、子どもたちに広く伝え受け継いでもらうこと、イベント開催などの取り組みにより町内外に地域のすばらしさを発信することを大切に考えています。

 立ち上げの年である令和3年度には尾岱沼地域の資源を生かした活動に取り組みました。
  • 令和3年度おだいとうマルシェへの出店(道の駅まつり)
  • 空きビニールハウスで野菜等の栽培(野付幼稚園と連携)
  • 尾岱沼ふれあいキャンプ場でのイベント開催
  • 第2回「龍神花火」への出店
  • 冬のイベント(コロナ禍により中止)

 地域で遊休状態にあるビニールハウスを借り、野付幼稚園と連携してイチゴや山菜を栽培することで、子どもたちの体験学習の場となり、地域の資源を有効活用することができました。
 また、イベント出店時には、尾岱沼地域の食材の魅力を生かして開発したメニューを提供し、町内外の来場者に魅力発信をすることができました。
北海しまえび天丼ライスバーガー

北海しまえび天丼ライスバーガー

新開発のメニュー
  • 北海しまえび天丼ライスバーガー
 特産品ホッカイシマエビを使ったかきあげをお米のバンズで挟みライスバーガーにしました。
 バーガー形式で食べやすく、旅の途中で立ち寄った方も気軽に特産品を味わうことができます。
  • いちご春巻き
 尾岱沼産いちごと餡子、クリームチーズを春巻きの皮で巻き、カリっと揚げました。
  • ホタテクレープ
 クレープ生地にホタテのフリッターとソース、野菜を巻いて提供します。

西春別駅前こども食堂すまいる(令和4年3月掲載)

イベントの様子
  • 団体名
西春別駅前こども食堂すまいる
(代表 菅野 笑子)
  • 補助金交付年度
令和3年度前期
西春別駅前こども食堂すまいる開催事業
  • 主な活動地域
西春別駅前
  • 連絡先
菅野 笑子(TEL090-6998-1907)

団体立ち上げの経緯

 子どもたちを中心に地域住民が気軽に集まり、食事や共通の活動ができる場をつくり、地域全体の繋がりを深めようと、地域の有志が立ち上がり活動が始まりました。

まちづくり活動

 西春別駅前こども食堂すまいるでは、次のことを活動目的として掲げています。
  1. 食を通して地域のコミュニケーション力を高める
  2. 子どもや高齢者などの孤食を減らす
  3. 地域住民の繋がりを深める
  4. 子どもたちの楽しめる居場所づくり
  5. 世代間交流活動の提供
  6. 子どもたちが運営に積極的に参加し、自己有用感を高める
 団体を立ち上げ、初めてのイベント開催はコロナ禍の中での実施となりました。
 残念ながら調理した食事を提供することはできませんでしたが、感染症対策を念入りに行いながら、食材の提供や交流の催しを企画し、できる範囲で交流の場を設けてきました。

 一生懸命な思いが人から人へ地域に伝わっていくことで、団体の設立当初から地域の方々・企業・団体の皆さんの理解もあり、たくさんの応援を受けることができています。

 イベントの日には子どもからお年寄りまで多くの方が会場を訪れます。
 笑顔が絶えない明るい雰囲気が、こども食堂すまいるの魅力です。
12月に開催されたイベントの様子

12月に開催されたイベントの様子

 参加者がクリスマスツリーにメッセージを書いたオーナメントの飾り付けをしました。
 手作りの三角帽子をかぶり、ツリーの前で記念撮影を行いました。