一般質問の質問者と質問項目

 一般質問とは、議員個人に与えられた権利であり、町政全般について、町の姿勢、計画、事務事業、予算執行などについて、町が町民のために適切に仕事をしているか議員がチェックする機会であり、年に4回の定例会期間中に行われます。

 一般質問は、1人当たりの持ち時間が1時間に制限されており、一問一答方式で行われます。

 議会議員は、町長と同様に選挙で選ばれた公選職であり、人数は違えど、町民の審判を仰ぎ、町民の代表である立場としては同等です。このため、議会議員には、行政とともに町政をけん引する車輪の役割だけでなく、行政が町民感覚や町民目線からかけ離れたらブレーキをかけて、計画通りに町政が進まないときにはアクセルを踏む、こうした役割もあります。

 まさに、一般質問は、これらの役割を発揮するために与えられた政策論議の舞台です。

 傍聴のために事前の申し込みは必要ありません。別海町役場本庁舎4階でお待ちしています。

令和7年第3回定例会

以下の一般質問は、令和7年第3回定例会において行われます。

質問の通告内容は、このページに記載のとおりです。

一般質問の結果は、議会だよりに掲載予定です。
また、論議の詳細は、会議録を公開する予定です。
会議録の調製には時間を要しますので、公開までお待ちください。

定例会2日目 令和7年9月9日 一般質問 通告内容一覧

1 田村 秀男 議員 (9日 10時登壇予定)

1.行政執行方針に基づく別海町の50年後のグランドデザインとは
(1)50年先を見据えた場合の2075年には、別海町の人口推計は何人と考えて施策を構築していくのか。

(2)別海町定員適正化計画、財政基盤の確立及び社会基盤施設の整備について、次の5点を質問。
 ・職員定数について、今後どのような定員適正化計画を立案していくのか。

 ・ 令和7年度当初予算では、「ふるさと応援基金」を、新規事業ばかりでなく、これまでの継続事業にも活用する予算となっており、このことは、経常的な行政コストが増え、事業を実施するための「一般財源」が少なくなっていると考えるが、所見を。

 ・ 今後、持続可能な財政運営のための中長期の財政計画をどのように策定し、公表するのか。

 ・ 町内の複数か所に設置している中央、西、東公民館をはじめ、プール、パークゴルフ場、スケートリンクなどは、廃止や統合していく必要があると思うが、教育委員会の方針を伺う。

 ・ 統廃合が加速化する小中学校の適正配置をどのように考え、小中一貫教育を進めていくのか、教育長の考えを伺う。また、50年先を見据えた別海町の小中学校の姿をどのように描いているのか。

(3)50年先の町の経済を支える基盤となる、時代にマッチした企業などの誘致や社会福祉施設などの新しい施設建設を政策として考えているか。

(4)別海パイロットスピリッツについて、今年度当初予算で計上している事業費を将来的に継続することは現実的ではないと思うが、この点についての所見と今後の支援方針について伺う。

(5)50年先を見据えた人口減少対策や人材確保対策を見える化するグランドデザインは、次期の第8次別海町総合計画で示すことができるのか伺う。

2 中村 忠士 議員 (9日 午前登壇予定)

1.別海酪農及び地域活動の維持継続について
(1)離農戸数が年々増えているが、町はこの状況を深刻なものとして受け止めているか。

(2)別海町農業・農村振興計画では「別海町は、農家人口・戸数の減少抑制に努めます。」とうたっているが、具体的にどの程度抑制しようとしているのか、そのための効果ある施策としてどういうことを考えているのかを伺う。

(3)別海町農業・農村振興計画は今年度が最終年度となっているが、次期計画の策定方針や予定は。

(4)令和元年12月議会で、別海酪農の改善打開策について6点の提案をした中から2点について改めて提案し、町の見解を伺う。
 1点目、「小規模経営から始められる新規就農を可能にする」という提案について、当時は「小規模でも新規就農は可能だ」という答弁だったが、搾乳牛30頭未満、50頭未満の小規模ないし中規模で新規就農できた実例は最近あったか伺う。

(5)2点目、「牛舎等農業施設の修繕、リフォームに対する支援策を講じる」という提案について、町長は「農業施設に限定せずに、漁業、2次・3次産業の施設を含めた町内全体の施設に対する包括的な検討をしていかなければならない」と答弁しているが、その後、包括的な検討はされてきたかについて、経緯並びに現在の町長の見解を。

2.計根別着陸場の安全性の担保について
(1)再び牛の暴走事案が生じないようにするべきと思うが、町はどう考えているか。また、具体的手だては考えているか。

(2)計根別着陸場近隣農家の牛の暴走事案が発生してから議会への報告に時間を要している。時間差が生じた理由は何か。

(3)今後、前述したような事案が起きてしまった場合は直ちに議会及び町民に報告すべきと思うが、町の見解は。

(4)本年3月定例会の一般質問では、計根別着陸場の使用に関し、航空法に基づいての運用に係る説明はなかったとの答弁だった。町として、航空法に基づいての運用がされるよう強く要請すべきものと思うが、町長の見解は。

3 伊勢  徹 議員 (9日 午後登壇予定)

1.続・人口減少化の中での外国人労働者の今後の重要性と行政の関わり方について
(1)町が把握している直近の町内の人口及び外国人労働者の国別の人数について伺う。 

(2)町が実施した外国人を対象としたアンケートの中で、公共交通機関の充実や商業施設の不足を要望する意見が多く寄せられているが、この意見に対して、町としてどのような対策を検討しているか。 

(3)同アンケートの中で、日本語教室の開催や日本の文化を知るためのイベントなどの開催を要望する意見が多く寄せられているが、この意見に対して、町としてどのような対策を検討しているか。 

(4)同アンケートの中で、イスラム教徒のためのモスク建設を要望する声が複数寄せられているが、この意見に対する町の見解は。 

(5)2024年6月に公布された「出入国管理及び難民認定法及び外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、外国人技能実習制度から育成就労制度に移行することとなったが、問題点も指摘されている。町として、どのような対策を検討しているか。

2.津波避難時における外国人労働者への対応と課題について
(1)災害時の避難所において、外国人住民の宗教的・文化的背景に配慮した食事提供体制をどのように整備していく考えか。

(2)外国人住民と日本人住民が共に安心して避難生活を送れるよう、言語の壁を解消するための通訳体制や多言語による情報提供について、どのような対策を講じていくのか。

(3)今後の防災計画において、多文化共生の視点をどのように反映させ、外国人住民を含めた包括的な災害対応の体制を構築していくのか、町の基本的な方針は。
 

4 市川 聖母 議員 (9日 午後登壇予定)

1.学びを止めない不登校支援の在り方 
(1)オンライン学習による出席扱い制度の導入について、令和6年第1回定例会で、教育長は積極的に進めるべきと答弁されているが、その後、町としてどのような検討や取組を進めてきたか。
 
(2)ICTの活用状況と今後の方針について、ICTの得意不得意や負担感にも配慮しつつ、先生が無理なく活用できるような研修や支援体制をどのように整えているか。
 
(3)「サテライトクラスふれあいるーむ」は、当事者や現場の声を反映した柔軟な学びの仕組みだと思うが、週に数回しか行われていないため、利用を希望する家庭にとっては日数の少なさが課題との声もある。
こうした当事者や現場の声を教育委員会として、どのように受け止め、今後の制度や支援の在り方に反映していくのか。
 
(4)不登校の背景には体調や家庭環境だけでなく、時間割や授業形態、評価方法、友人関係など、学校そのものが子供に合わない場合もある。
こうした背景をどのように分析し、対応につなげていくのか、町として教育環境や学校の在り方の見直しについてどのように考えているのか伺う。

5 外山 浩司 議員 (9日 午後登壇予定)

1.学校施設の暑熱対策について 
(1)暑さ指数計(熱中症指数計)について、各学校における固定式と移動式それぞれの整備状況を伺う。
 
(2)学校では、体育館を使用する機会が多くあるが、今年は、高温により体育館での活動を制限しなければならない状況に至っている。教育活動が制限されている状況について、どのように考えるか。
 
(3)1学期最終日の7月24日は、別海町でも最高気温が34℃を超える猛暑日となったが、各学校における、1学期の終業式の対応を伺う。   
 
(4)別海町の各学校の普通教室、特別支援教室には、エアコンが設置されており、全道・管内においても、大変恵まれた学習環境であるが、さらに、学習に適した環境整備として、利用頻度の高い体育館の暑熱対策について伺う。

2.老人保健施設すこやかの暑熱対策について 

(1)この夏の猛暑により、体調不良をおこした入所者はいなかったか。 

(2)居室が15部屋あるが、各部屋へのエアコンの設置など、「すこやか」で生活する方々への今後の暑熱対策について伺う。

6 吉田 和行 議員 (9日 午後登壇予定)

1.町民が参加する協働のまちづくりに向けて
 (1)現在、別海町では、様々な手段で情報提供を行っており、近年では、町公式LINEで積極的に情報発信がされていると見受けられるが、LINEの運用開始前後で、町民の反応に変化はあったか。
 
(2)協働のまちづくりを進めていくに当たって、これからは財政状況を踏まえた行政報告会や、町民懇談会など対話型の場が必要だと思うが、町としての考えは。
 
 過去の定例会における一般質問は、一般質問の結果のページにて確認ください。