地域研修を終えて(令和5年6月)
別海町は美しくも厳しい自然に囲まれた町で、住民14,000人程の人口が香川県ほどの大きさに居住している“小さな大きな町”でした。亜寒帯という気候であることや、住民の方々の職業は酪農業などの一次産業の比率が非常に高いことから、本州の都会部とは異なる疾患を多く勉強することが出来ました。個人的にはマダニ咬傷や牧草アレルギーが印象的でした。院長の外来や手術、夜間当直で私は、先生方が自分の専門に関係なく、幅広い疾患を診療しておられる姿を多く目の当たりにしました。〇〇内科・外科という幅にとらわれず、先生方を頼りに来る患者さんに医療を提供している姿は、地域医療の象徴のように感じました。
限られた医療資源の中で最善の医療を提供することにおいて、患者様の社会的背景や意思をくみ取る医療が大事であることを改めて実感しました。それは患者様のことを昔から知っていることが多い土着型の病院であるがゆえに為せることであり、必ずしも最先端の医療が最善ではなく、原因究明や検査が今後患者さんの利益になるのか負担にならないのか、それを吟味し判断している先生方の姿は印象的でした。
また、介護認定や主治医意見書など、慢性期疾患における患者さんとの向き合い方を勉強させていただきました。細かな施設の違いやどのような事項が重要になってくるのかということを知りませんでした。
消防実習や診療所、保健センターの見学では地域住民の方々と一緒になり業務に従事する機会があり、住民の方々との距離感の近さや、地域ならではの出来事などを普段とは違う角度から見ることが出来ました。
このように、大阪にはないたくさんの物事を体験できた4週間で、物事の見方や価値観が増えたと感じております。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
限られた医療資源の中で最善の医療を提供することにおいて、患者様の社会的背景や意思をくみ取る医療が大事であることを改めて実感しました。それは患者様のことを昔から知っていることが多い土着型の病院であるがゆえに為せることであり、必ずしも最先端の医療が最善ではなく、原因究明や検査が今後患者さんの利益になるのか負担にならないのか、それを吟味し判断している先生方の姿は印象的でした。
また、介護認定や主治医意見書など、慢性期疾患における患者さんとの向き合い方を勉強させていただきました。細かな施設の違いやどのような事項が重要になってくるのかということを知りませんでした。
消防実習や診療所、保健センターの見学では地域住民の方々と一緒になり業務に従事する機会があり、住民の方々との距離感の近さや、地域ならではの出来事などを普段とは違う角度から見ることが出来ました。
このように、大阪にはないたくさんの物事を体験できた4週間で、物事の見方や価値観が増えたと感じております。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
このページに関するお問合せ先
町立別海病院 TEL:0153-75-2311 FAX:0153-75-2974