臨床研修を終えて(平成30年10月)
本院では市立ひらかた病院からの臨床研修医を受け入れております。
10月に研修にいらっしゃった研修医からのレポートをご紹介します。
10月に研修にいらっしゃった研修医からのレポートをご紹介します。
10月の北海道で地域医療を研修するのは、最初の頃、不安に感じていました。とても寒く、10月末には雪が降るということを去年の先輩から聞いていたからです。現に10月初週に、北海道の気候に適応できず、私は感冒に罹患しました。体調管理ができていなくて医師として恥ずべき事であると痛感しました。そもそも、季節はずれの台風が9月の末に来て、飛行機は飛ぶのかと不安に思い、9月30日の段階では、10月1日に別海町に行くことを半ばあきらめていました。しかし無事に飛ぶことができ、暗雲の中、別海町に来ることができました。北海道の気温の低さと2週連続の台風で先が思いやられるスタートではありましたが、別海町の方々は優しくて、分からないことがあれば丁寧に教えていただき、私の不安もすぐに払拭されました。
別海病院では、専門的要素というより総合診療的要素が必要であり全ての科を見なければなく、総合診療および救急の知識・技術が大切であると痛感しました。多様な疾患を見る機会は、市立ひらかた病院で勤務していた時は、救急当直の時だけであり、様々な疾患を入院時から退院時まで見ることができ非常に勉強になりました。疾患の鑑別だけでなく、私が処方したことがない薬も学ぶことができました。外科は、整形外科を中心に入りましたが、私は整形外科を研修したことがなく、初めて見る手術が大多数でとても新鮮でした。消化器内科志望ということもあり、内視鏡、腹部エコーの検査は有意義な時間となりました。初日の内視鏡の検査でアニサキスを見ることができたのはとても印象的でした。腹部エコー検査では実際に最初から最後まで自分で検査し所見を記載するところまでさせていただきました。内視鏡では、特に難しいと感じたのは咽頭部の通過の箇所であり四苦八苦しましたがいい経験になりました。
印象的であったのは医療だけではありません。介護の視点で患者さんを診る機会があり、治療の視点とは違う視点で患者さんを診療することになり初めて知る内容が多かったです。別海病院は特別養護老人ホーム、老人保健施設を併設しているため、介護保険サービスの認定の仕組みや、施設の入所の適応を学ぶことができました。この経験は、将来に生かしたいと思います。訪問診療も新鮮であり、町全体を少数の医師が守っているという意思が強く伝わりました。そのためには町全体が連携をとる必要があり、消防署の救命士さんと医師の連携は大事であることを消防署実習で学びました。
休日には、観光所に行く機会があり長い時間運転することもありましたが、自然がきれいであり、ドライブしてて飽きることがなく、長時間の運転さえも楽しむことができました。病院の先生方やスタッフの方には飲み会を開いていただいたり、釣りを教えていただきました。違う職種の方と交流する機会もあり、食事に誘っていただきとても親切にさせてもらいました。改めて別海町の方々の温かさと優しさにふれ、別海町を離れることが名残惜しいです。
最後になりますが、院長先生をはじめ、お世話になった方々へ厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
印象的であったのは医療だけではありません。介護の視点で患者さんを診る機会があり、治療の視点とは違う視点で患者さんを診療することになり初めて知る内容が多かったです。別海病院は特別養護老人ホーム、老人保健施設を併設しているため、介護保険サービスの認定の仕組みや、施設の入所の適応を学ぶことができました。この経験は、将来に生かしたいと思います。訪問診療も新鮮であり、町全体を少数の医師が守っているという意思が強く伝わりました。そのためには町全体が連携をとる必要があり、消防署の救命士さんと医師の連携は大事であることを消防署実習で学びました。
休日には、観光所に行く機会があり長い時間運転することもありましたが、自然がきれいであり、ドライブしてて飽きることがなく、長時間の運転さえも楽しむことができました。病院の先生方やスタッフの方には飲み会を開いていただいたり、釣りを教えていただきました。違う職種の方と交流する機会もあり、食事に誘っていただきとても親切にさせてもらいました。改めて別海町の方々の温かさと優しさにふれ、別海町を離れることが名残惜しいです。
最後になりますが、院長先生をはじめ、お世話になった方々へ厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
このページに関するお問合せ先
町立別海病院 TEL:0153-75-2311 FAX:0153-75-2974