臨床研修を終えて(平成30年9月)
本院では市立ひらかた病院からの臨床研修医を受け入れております。
9月に研修にいらっしゃった研修医からのレポートをご紹介します。
9月に研修にいらっしゃった研修医からのレポートをご紹介します。
別海町の姉妹都市である枚方市から1か月間地域研修に来させていただきました。やはり1か月を振り返ると胆振東部地震があり、北海道全域が停電したことで電気の大切さや災害に対する日頃の備えの重要性を非常に感じました。さらに今回の停電に伴い在宅酸素療法を行っている患者さんは酸素濃縮器が使用できず、酸素ボンベなどの供給の目途もつかなかったため別海病院が緊急避難先になったり、地震や停電による環境の変化などで体調を崩された患者さんを受け入れたりと、やはり地域になくてはならない病院であると実感しました。私自身も停電の最中はやはり病院にいる方が安心してすごせたので、患者さんの中で「病院に来たけど来たら安心して元気になった」とおっしゃる方がいらっしゃいましたが共感してしまいました。
市立ひらかた病院は急性期病院であり、まわりにも比較的たくさん病院があることから、入院し病気自体がよくなれば退院でした。しかし患者さんの中には手術の影響や臥床期間が長く廃用症候群となり、リハビリなどが必要ですぐに自宅に帰ることが難しい方もおられ、そのような患者さんは転院となっていました。しかし別海町には他に病院はなく全ての患者さんを受け入れていることから、退院後の生活なども考えリハビリを行ったり、介護保険などを利用する手続きをしたり、と患者さん一人一人の背景なども考えながら退院時期を考えたり、自分で受診することが難しい患者さんの場合には訪問診療を行ったりというところも勉強させていただきました。また、他に病院がないことから救急外来などでは特に様々な患者さんを診なくてはいけません。そのため先生方が一人一人の患者さんとむきあい、専門外の疾患であったとしても少しでもよくなるように、翌日まで待たなくても少しでも早く治療を開始できるように、と一番良い方法を探して常に勉強されて治療にあたっておられる姿が印象に残りました。
私は生まれも育ちも大阪で北海道に来ること自体も初めてでしたので楽しみな部分もありましたが、いつもとは違う病院で働くことになるため不安もありました。しかし病院の先生方をはじめ、職員の皆様、消防関係者の方々、地域住民の皆様があたたかく迎えて下さり非常に充実した1か月となりました。ひとつだけ慣れなかったことは「こわい」という言葉です。最初「心臓がこわい」と言われたときに「??」となってしまいました。1か月が経ちなんとなくわかったような、しかし関西弁の「しんどい」とも少し違うし…と完全にはニュアンスを理解しきれずに終わったように思います。
改めて、本当に1か月間お世話になりありがとうございました。別海町での経験を忘れずに大阪に帰っても精進していきたいと思います。
私は生まれも育ちも大阪で北海道に来ること自体も初めてでしたので楽しみな部分もありましたが、いつもとは違う病院で働くことになるため不安もありました。しかし病院の先生方をはじめ、職員の皆様、消防関係者の方々、地域住民の皆様があたたかく迎えて下さり非常に充実した1か月となりました。ひとつだけ慣れなかったことは「こわい」という言葉です。最初「心臓がこわい」と言われたときに「??」となってしまいました。1か月が経ちなんとなくわかったような、しかし関西弁の「しんどい」とも少し違うし…と完全にはニュアンスを理解しきれずに終わったように思います。
改めて、本当に1か月間お世話になりありがとうございました。別海町での経験を忘れずに大阪に帰っても精進していきたいと思います。
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町立別海病院 TEL:0153-75-2311 FAX:0153-75-2974