別海町農業・農村振興計画(第2期)の見直しについて

 別海町では、平成28年7月に第2期となる「別海町農業・農村振興計画」の策定を行いました。
 本町の農業は、地域の基幹産業として重要な役割を担っているため、時代の潮流をしっかりと見極めながら、“将来にわたって持続的で多様な農業生産”と“魅力ある農村環境の確立”に向けて、引き続き力強く発展していくことが求められています。
 ゆえに、策定から中間年である5年目を迎え、農業・農村を取り巻く環境や社会情勢の変化を踏まえ、中間年の見直しを行うこととしました。
 
別海町農業・農村振興計画の表紙

別海町農業・農村振興計画の表紙

はじめに

 別海町は広大な大地で約11万頭の牛が「いのち」を育みながら、新鮮な牛乳を生み出すとともに、国後島を望むオホーツク海はサケ、マス、ホタテ、ホッカイシマエビなど「いのち」の宝庫であり、緑の大地と青い海を清流・西別川がつなぐ「生命めぐる大地」です。
 別海町の農業・農村を持続的に発展させながら、生命が循環する「かけがえのない大地」を次世代へと引き継ぐためには、世代から世代へ、生産者から地域住民へ、都市から農村へと交流が広がり、地域に愛着と誇りを持つ「人がめぐる大地」であるとともに、川や海などの水環境の保全、河畔林などの緑の再生といった環境と調和した農業を目指すことにより、地域住民をはじめ消費者の理解と信頼を得る「水と緑がめぐる大地」であることが大切です。
 いま、大きく変化する社会・経済・環境など次代の潮流を見据えながら、別海町固有の優れた可能性を最大限に発揮し、町民はもとより国民の期待に応えていけるような農業・農村の確立を目指して、「環境」「個性」「信頼」の3つの視点から描いた将来像を柱に、別海町の農業・農村の振興を図っていきます。
 

計画の性格と特徴

 この計画は、町内の生産者、消費者、関係機関・団体が連携・協力を強めながら本町の農業・農村振興に取り組む共通の指針であるとともに、町民はもとより町外の消費者や関係機関・団体などへの別海町からのメッセージとしての性格を持っています。
 この度の中間年の見直しに際して、町民アンケート・パブリックコメントの結果を受け、令和7年までに優先的・重点的に取り組むべき事項を明示しています。
 

計画期間

 計画期間については、2016年度(平成28年度)に「別海町農業・農村振興計画を策定した際、2025年度(令和7年度)までの10か年を目途としており、中間年の見直しによる計画期間の変更はありません。
 なお、時期にかかわらず大きな社会・経済情勢の変化などがあった場合は、その必要性を検討した上で計画の見直しを行います。
 

別海町農業・農村振興計画