議会報告会開催結果の報告

 別海町議会は、「町民が参加する議会」を目指す活動の一環として、地域に出向き、定例会の審議内容や委員会活動ど、議会の活動状況を町民に対して報告、説明するとともに、町民の声を聴く、議会報告会を開催しています。

平成30年度議会報告会開催結果報告

 平成30年度の議会報告会が11月15日から16日の2日間、西春別駅前、尾岱沼及び別海市街の3会場で開催され、37名の参加をいただきました。
 本ページでは、開催結果の概要を報告しますが、当日いただいたご意見、ご質問及び議会からの回答については、議会だより平成31年2月号に掲載しますのでご確認ください。
 また、ご意見は議会活動の参考とさせていただくため、広報・広聴常任委員会で参加者のすべての発言を整理し、総務文教・福祉医療・産業建設の各常任委員会に振り分けて、今後の調査活動の参考とさせていただいております。
 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 また、ご参加いただいていない町民の皆様にも以下のとおり、各常任委員長の活動報告を掲載しますのでご一読ください。

開催日時及び会場

  • 11月15日(木曜日) 19時00分から21時00分まで
    西春別ふれあいセンター
  • 11月16日(金曜日) 15時00分から17時00分まで
    尾岱沼地域センターきらくる
  • 11月16日(金曜日) 19時00分から21時00分まで
    別海町交流館ぷらと

出席者

37名(うち男性28名、女性9名)

開会挨拶

 開催にあたり、松原議長から挨拶を行い、参加の御礼と政策提案につなげるための意見交換を参加の皆様にお願いしました。

委員会活動の報告

 議長から挨拶の後は、各委員長から以下のとおり活動報告を行いました。

議会運営委員会の活動報告

報告者 委員長 西原 浩  副委員長 小林敏之  委員 佐藤雄・戸田憲悦・沓澤昌
 
  1.  「チーム議会」としての委員会活動
     議会運営員会の活動報告の前に、昨年の議会報告会のアンケート結果から、議会運営や議会活動の基本的な内容が町民の皆様に対して説明不足であったという反省から、まず議会運営や議会活動の仕組みを簡単にご説明いたします。
     議員活動とは、地域住民の声を拾い、町政との橋渡しをしたり、議会における「一般質問」によって町政を質す活動であることは多くの町民にご理解いただいているところですが、議員は、議長を除く15名が3つの委員会に分かれて、年に4回の議会定例会の合間にも調査活動を行っており、委員会活動は通年で行われています。
     町の総務部、教育委員会などが所管する事務を調査する「総務文教常任委員会」、福祉部、町立別海病院が所管する事務を調査する「福祉医療常任委員会」、産業振興部、建設水道部、農業委員会が所管する事務を調査する「産業建設常任委員会」の3つに分かれて、調査を行っており、本日の議会報告会の分会も常任委員会の単位に分かれて、調査結果を報告することとしています。
     また、このほか、広報と広聴を担当する常任委員会と議会運営を担当する委員会の合計5つの委員会により「チーム議会」として活動を行っています。
     
  2. 議会活性化の成果報告
     平成28年度から取り組んでいる議会モニター制度により「住民が議会を通じて知りたいことと議会の調査活動に乖離(かいり)があるのではないか」「一般質問以外の議員活動が見えにくい」というモニターの意見があったことから、委員会活動の強化を行いました。
     委員会終了後に調査結果の振り返りと次回の調査内容、論点を整理するため議員間討議を行う「委員会協議会」を開催し、委員会を月に1回定例化し、委員会活動を強化しました。
     また、委員会の調査事項の決定にあたっては、町が実施した「まちづくりアンケート」の結果をもとに、住民の町政に対する政策要望も調査活動に盛り込みました。
     さらに、委員会活動の結果を本年5月からホームページに公開しています。
     本年度が議会活性化計画の最終年度であり、今後点検評価を町民に報告するとともに、改選後の「第2期議会活性化計画」の策定に向けて、選挙後も揺るがず議会活性化を推進するために現在計画案の作成を行っているところです。

総務文教常任委員会の活動報告

報告者・委員長 小林敏之  副委員長 森本一夫  委員 西原 浩・松壽孝雄・小椋哲也

 総務文教常任委員会は、本年度の調査内容をもとに、本日は「より魅力あるまちづくり」と「より魅力ある学校教育の充実」というふたつのテーマに沿って活動報告をいたします。
 
  1.  より魅力あるまちづくり 
     現在、別海町のすべての計画の基本となり、地域づくりの最上位に位置づけられる「第7次別海町総合計画」の策定作業が進められています。年度内の策定を目指して作業が行われていますが、当委員会では、計画の進め方などについて調査を行ってきました。
     また、別海市街地に建設される(仮称)生涯学習センターを中心とした市街地の活性化についても活発に議論しています。
     
  2. より魅力ある学校教育の充実について
     子どもは、まさに地域の宝です。
     別海町では、「生き抜く力アッププロジェクト」と題して「教師力」「学力」「生活力・体力」の向上を目指す取り組みをしています。この取り組みは、教育改革の先進地である秋田県横手市に学び、別海型授業スタイルを確立することを目的としています。当委員会では、視察を現場でどう活かしているのか、どのような成果が上がっているのかなどについて調査をしています。このほか、「コミュニティ・スクール」や「学力・学習状況調査」についても調査しています。
     また、一度間口が削減となり、大きな課題が浮き彫りとなった別海高等学校に対する各種支援策についても注目しており、町教育委員会に対する調査を経て、別海高等学校と意見交換会を実施するなど現場の調査も積極的に行っています。
     
  3. その他
     当委員会では、上記のテーマ以外にも防災対策の調査なども行っています。
     9月6日に北海道胆振東部地震が発生し、本町も大きな被害がありましたが、この地震に先立ち、本年7月に沿岸地域において頻発する高潮被害への対策について調査を実施しました。今後も各地域における災害対策の調査を継続して進めていきます。

福祉医療常任委員会の活動報告

報告者・委員長 戸田憲悦  副委員長 今西和雄  委員 中村忠士・木嶋悦寛・大内省吾
 
  1. 健康で年を重ねるために
      当委員会は、本年の議会報告会のテーマを「健康で年を重ねるために」としました。
     昨年の議会報告会において「生き生き100歳体操」を普及してほしいなど、健康を維持しながら老後の人生を送りたいと、多くの町民の皆さんの声を伺いました。
     しかしながら、現役を退き、次への人生のスタートに立った時、健康維持に対して大きな不安を抱いていることと思います。
     本年度に入り、町は、第7次別海町総合計画の策定に当たり「まちづくりアンケート」を実施し、どの世代においても町政に対して「福祉」と「医療」に対する政策要望が高い結果となりました。
     当委員会は、こうした町民の声を政策に反映するため議会報告会に向けて「健康で年を重ねるために」というテーマを設定し、「地域包括ケアシステムについて」と「高齢者福祉施策と保健施策について」所管事務調査を進めてきました。 
     本日は、現在、町が力を入れている「地域包括ケアシステム」について報告し、参加者の皆さんの意見を伺い、今後の委員会活動の参考といたします。
     
  2.  その他の調査活動
     当委員会は、上記の調査のほか、平成29年度一般会計補正予算により特別養護老人ホームにかかわる補助金の支援効果を確認するため「介護福祉施設について」調査しました。
     また、分別区分を拡大したごみ処理の状況と老朽化する施設を確認するため「別海町ごみ処理場について」現地調査を行いました。
     さらに、「別海病院の医師等確保の状況及び診療体制」については、継続的に調査を進めています。
     このほか、「障がい福祉計画」「介護保険事業計画」「国民健康保険の制度改正」「災害時の弱者支援体制」「いのちを支える別海町自殺対策行動計画」などの調査を行っており、幅広い福祉医療の政策分野でありますが、今後もきめ細かな調査を続けます。

産業建設常任委員会の活動報告

報告者・委員長 沓澤昌  副委員長 渡政  委員 佐藤雄・瀧川榮子・外山浩司

 産業建設常任委員会は、道路や除雪に関する調査を行う一方、この一年、酪農・漁業・商工・観光業に関する調査を行ってきました。
 本日は、その報告をするとともに、「人口減少対策と商業のあり方」「産業の担い手対策」についてもご意見を伺い、議会活動のヒントを探りたいと考えています。
 
  1. 酪農・漁業について
     設立から21年が経過する研修牧場を調査しました。研修生の出身地は、1都2府19県に及んでいます。就農実績は76組であり、担い手対策の大きな役割を果たしてきました。今年度から、副場長として専門知識を有する職員を配置しています。研修生の確保や老朽化した施設の改修や機器の入れ替えなどの課題について調査をしました。
     また、別海バイオガス発電株式会社が運営するバイオガスプラントについては、これまで調査を行っており、議会としても運営の問題の解決を目指し、今後も継続して調査を進めます。
     漁業については、風連湖の漁獲物水揚げに使用してきた浮桟橋の代替設備となる固定桟橋について調査を行いました。
     
  2. 商工・観光業について
     ふるさと交流館について、入浴施設の大規模改修実施後の利用状況やサービスについて調査を続けています。
     観光業については、野付半島の体験観光を調査し、急増する冬期間の観光客に対応するため、水の確保策を講じることでトイレの整備や食堂の営業期間の改善が施されることとなりました。
     今後は、町が策定中の第7次別海町総合計画において、町内の宿泊施設の課題解決について調査を行っていきます。
     
  3. 今後の委員会活動について
     新規就農者、漁業後継者、中小企業の技術者、介護職員など、町が実施している担い手対策と地域の現状にミスマッチや漏れがないか、また、人口減少時代の商業のあり方について、参加者の皆さんの意見を伺い、今後の委員会活動のヒントにしたいと考えています。

広報・広聴常任委員会の活動報告

報告者・委員長 今西和雄 副委員長 小椋哲也 委員 佐藤雄・瀧川榮子・松壽孝雄・大内省吾・外山浩司
 
  1. 「読みやすくわかりやすい」広報誌作りを
     議会広報紙は、町政のさまざまな情報を町民に伝えることを目的に、平成9年、「べつかい町議会だより」として創刊号が発行され、ことしで22年目を迎えました。
     広報・広聴常任委員会は、当初の目的を忘れず、「読みやすくわかりやすい」広報誌作りをめざし、見出しや写真、レイアウトを工夫しながら、研鑽を深め、編集に取り組んでいます。
     特に、表紙と裏表紙は、繋がりのある構成としており、8年前から「まちの宝物」シリーズと銘打って編集しており、2年前からは、町制施行50年・開基150年を見据えて、記憶に残し、後世に伝えたいことを「まちの宝物」として紹介しています。
     
  2. 「気軽にコミュニケーション」が図れる場を 
     広報・広聴常任委員会は、4年前から住民の声を議会活動に反映させる広聴活動も担当しています。
     別海町議会は、ことしで9年目を迎える「議会報告会」に加え、「議会モニター制度」や「意見交換会制度」を採り入れました。
     これらの制度の活用により、議会と町民の皆さんが気軽にコミュニケーションを図ることができるよう取り組んでいます。
     
  3. 「広報」と「広聴」は議会活動の根幹
     議会の務めは、多くの町民の声を拾い、調査活動などを行い、その結果を町民に伝えることであり、「広報」と「広聴」は議員としての活動の根幹です。
     議員の任期は4年間で、委員会の構成は2年単位で変わりますが、根幹となる活動が揺らぐことのないよう、残された任期の間に活動方針を検討し、将来にわたる広報・広聴活動の道筋を作っていきます。

全体質疑

 各委員長からの活動報告のあとは、まちづくり全体に関わるご意見について全体質疑を行いました。この全体質疑の場で事前にいただいていた質問の回答をさせていただきました。

 この「事前質問制度」は、今回の議会報告会で初めて取り入れました。町内会を通じての全戸配布や新聞折込により開催をご案内したチラシの裏面に事前質問を記入するコーナーを設け、FAXなどで開催前に質問を受け付けました。

 その質問の一部を紹介します。当日は、質問者の参加会場に限って、議長から回答をいたしました。
  • 別海町でガンの発症率、子どもの発達障がいの割合を教えてほしいです。(他の場所と比べて)除草剤の安全性に疑問を持っています。
  • 別海町は、核兵器禁止条約を日本政府に署名を求める意見書を出したのですか。
  • 全国的にみて、いじめや学校不信によって不登校になるお子さんが増え、自殺などの悲惨なニュースが後を絶ちません。本町の小中学校、特に中央地区での不登校の実態が知りたいです。
    不登校は、本人も保護者も悩んでいると思いますが、私たち住民が語りの場を設けたくても実数も不明で、手をさしのべる手段がありません。
    親同士、そして過去に不登校の子がいて悩んだ経験のある人たちが集まって情報交換できる場をつくるために、実態を調べてお知らせください。

分会による意見交換

 今回の議会報告会も参加者が意見を出しやすいよう、分会形式で意見交換を行いました。
 話したいテーマに関する分会を参加者が選んで、常任委員会の委員と意見交換をするものです。

総務文教分会

 総務文教分会は、「より魅力あるまちづくり」「より魅力ある学校教育の充実」という2つのテーマを掲げて意見交換を行いました。
 現在策定中の「第7次別海町総合計画」、来年度から建設予定の「生涯学習センター」、「別海高校の支援施策」について順に意見交換を行いました。尾岱沼会場では防潮堤についても資料を用意しました。

福祉医療分会

 福祉医療分会では、「健康で年を重ねるために」をテーマに意見交換を行いました。
 現在町が力を入れている「地域包括ケアシステム」を題材にして、町民が最も関心が高い政策分野である医療の問題など、日常生活の具体的な悩み、課題について貴重な意見をいただきました。
 会場によっては、子育て支援を求める意見もいただき、今後の調査活動のヒントとなりました。

産業建設分会

 産業建設分会では、「人口減少対策と商業のあり方」「産業の担い手対策」をテーマに意見交換を行いました。
 後継者問題や研修牧場における産業の担い手育成などが議論されました。
 また、本テーマ以外にも観光施策、ふるさと交流館、エゾシカの被害、除雪の現場など、広い分野にわたり意見をいただきました。

全体報告

 分会に分かれて意見交換をした後は、それぞれの分会で話された内容をまとめて、全参加者に聞いていただく、全体報告を行いました。

閉会挨拶

 結びに佐藤副議長から、ご来場と多くの意見を今後の議会活動の糧としていく旨、お約束し感謝を申し上げました。

 平成31年度以降の議会報告会については、いまあり方を討議中です。来年度で別海町議会の議会報告会は、10年目を迎えます。

 選挙によって議員構成は変わっても、報告のあり方はスタイルを変えることがあっても、議会活動の成果を町民に報告する活動が立ち止まることのないよう、議会活性化計画に議会報告の取り組みをしっかり位置づけるべく現在議論が進んでいます。

 来年以降、機会がありましたら、ご参加願います。
 また、議会報告会の参加が難しい場合は、具体的なテーマを掲げ、少人数から対応させていただく「意見交換会」制度もありますので、ぜひご活用ください。

平成29年度議会報告会について

 平成29年度議会報告会の開催結果は、「議題だより第84号」でご紹介しています。
 次の「議会だより第84号」(PDFファイル)をクリックしご確認ください。