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別海外五ヶ村戸長役場管内第一回国勢調査記念写真

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別海外五ヶ村戸長役場管内第一回国勢調査記念写真

{郷土資料館}{文化・歴史・図書}


 国勢調査は「日本国内の人口、世帯、就業者からみた産業構造などの状況を地域別に明らかにする統計を得るために行われる」もので、1920(大正9)年に始まりました。既に1902(明治35)年に「国勢調査ニ関スル法律」が公布されていたものの、日露戦争、第一次世界大戦のために2度延期され、ようやくその18年後に実施されるに至りました。

 上の写真は、その第1回国勢調査を記念して1920(大正9)年10月1日に撮影された記念写真です。「別海外五ヶ村戸長役場」とは、野付郡別海村(933人)、同郡平糸村(837人)、同郡野付村(0人)、根室郡走古丹村(89人)、同郡厚別村(311人)、同郡西別村(6人)(以上括弧内はこの写真が撮影された大正9年時点の各村の人口で、合計2,176人)を管轄していた役所のことです。1923(大正12)年の戸長役場制度の全廃と二級町村制の導入によって別海村となり、根室郡とされていた三村もすべて野付郡に統一されました。

 当時の戸長役場前(現在の本別海)で撮影したと思われるこの写真には、戸長の大山久五郎(下段右から5番目。のち初代別海村長)、各村の総代人や有力者たち(別海村の寺井金五郎、千田彦蔵、厚別村の山崎藤次郎、林三吉、平糸村の小沢七十郎など)が和装、洋装、軍服と、当時の時代を反映した服装をして写っています。

 誰が実際に国勢調査を行ったのかは不明ですが、当時総代人で後に村会議員となる土谷旗八郎(写真下段一番右)が1920(大正9)年7月20日に「国勢調査員を命ぜらる」と記していることから、この写真に写っている各村の顔役たちがこの任務に当ったのでないかと思われます。 
(文中敬称略、文責 戸田博史)


参考文献

 ・『別海町百年史』(1978年)、531-584頁。
 ・土谷旗八郎『回顧録』(食卓発行所、1951年)

※上掲写真は、『別海町百年史』編纂時資料(当館所蔵)より。


投稿:郷土資料館


掲載日時:2007/04/28/(土)

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